Columnコラム
工業用ゴム製品のXリングの材質・特徴
工業用ゴム製品のXリングとは
液漏れや空気の混入などを防ぐための工業用ゴム製品としては、一般的なOリングの他に、Xリングというタイプのシーリング材もあります。
Xリングは、外見はOリングと同様の環状パッキン材ですが、断面がX字になるように、4つのリップシールが突き出した形状をしています。
Oリングの場合は、ピストン運動などの部位に使用すると、そのたびに少しずつねじれが生じ、これが積み重なると最終的にはリングがねじ切れてしまうことがあります。
そうした欠点を補ったのがこのXリングです。
Xリングは、運動する部分をXの形で固定し、ねじれが起きにくくなっています。
また、対角線にしっかりつっぱる形をしているので、反発面の圧力と流体による面圧力が合わさって、Oリングに比べて高い密閉性が生まれて確実なシーリングが可能です。
低圧に特に有効なパッキンであり、
ねじり耐性だけでなく摩擦にも強く、密閉性に優れています。
Oリングと同規格で製造することができますが、用途に合わせてカスタマイズすることも可能です。
温度が低い環境で、往復動、一部回転などの運動の多い箇所にも用いられます。
Xリングは、外見はOリングと同様の環状パッキン材ですが、断面がX字になるように、4つのリップシールが突き出した形状をしています。
Oリングの場合は、ピストン運動などの部位に使用すると、そのたびに少しずつねじれが生じ、これが積み重なると最終的にはリングがねじ切れてしまうことがあります。
そうした欠点を補ったのがこのXリングです。
Xリングは、運動する部分をXの形で固定し、ねじれが起きにくくなっています。
また、対角線にしっかりつっぱる形をしているので、反発面の圧力と流体による面圧力が合わさって、Oリングに比べて高い密閉性が生まれて確実なシーリングが可能です。
低圧に特に有効なパッキンであり、
ねじり耐性だけでなく摩擦にも強く、密閉性に優れています。
Oリングと同規格で製造することができますが、用途に合わせてカスタマイズすることも可能です。
温度が低い環境で、往復動、一部回転などの運動の多い箇所にも用いられます。
工業用ゴム製品のXリングの材質
XリングとOリングの違いは成形時の形状の違いであり、基本的な材質には違いがありません。
ですから、Oリングで使用できるようなニトリルゴムやシリコンなどは、ほとんどがXリングでも使用できるといってもいいでしょう。
価格で比べてみると、やはり形状が複雑になる分、Xリングの方が高い傾向にあるようです。
しかし、機械的に高い耐久性が必要な部分で、Oリングでは不安がある、あるいは問題があるといった場合などに、Xリングのメリットは多く活かされています。
摩擦による磨耗が低減されることによる耐久性に加え、断面全体に圧力が分散されることでOリングよりも漏れが少なく、高いシール性を実現できるのです。
使用環境や条件などをもとに検討する必要がありますが、ピストン運動など激しい運動が予想される箇所においては、Xリングが第一の選択肢となるのが一般的であるようです。
ですから、Oリングで使用できるようなニトリルゴムやシリコンなどは、ほとんどがXリングでも使用できるといってもいいでしょう。
価格で比べてみると、やはり形状が複雑になる分、Xリングの方が高い傾向にあるようです。
しかし、機械的に高い耐久性が必要な部分で、Oリングでは不安がある、あるいは問題があるといった場合などに、Xリングのメリットは多く活かされています。
摩擦による磨耗が低減されることによる耐久性に加え、断面全体に圧力が分散されることでOリングよりも漏れが少なく、高いシール性を実現できるのです。
使用環境や条件などをもとに検討する必要がありますが、ピストン運動など激しい運動が予想される箇所においては、Xリングが第一の選択肢となるのが一般的であるようです。
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